*本文に載せた写真は、すべて2019年10月頃に撮影したのです
|基本中の基本!再生時間、音質、接続性|
VERSAは「長時間連続再生」、「高音質」、「接続安定性」の3つの実現を目指し、各メーカーのBluetoothチップを試し、最終的に比較的品質が高いQualcommのQCC3020チップを採用します。▼Bluetoothチップとサンプル基板作成
|あらゆるシーンで活躍するBluetoothチップ|
VERSA はQualcomm® のQCC3020チップを採用。低消費電力で長時間使用、高い通信安定性能と優れた音質を実現したのに加え、高感度のMEMSマイクで通話性能も強化されています。また、半導体規格のセラミックアンテナでBluetoothの接続安定性がアップ、あらゆるシーンで活躍する実力を備えています。
|三つの音響技術が作り出す 「VERSAの音」|
VERSAは従来のイヤホンの課題-「音質」のさらなる改善にも取り組みました。高音域と低音域の伸びの差を解消し、感度をさらに上げ、音質をよりクリアにするよう開発を進めてきました。- 1イヤホンの命!ドライバー選び –
ドライバー設計では、一般的なPETから金属コート振動板、さらに多くの完全ワイヤレスイヤホンに使われるグラファイトまで、さまざまな材質を試しました。最終的に自分たちが要求する音質とチューニングが実現できると考え、チタンコート材質を採用することを決めました。チタンは素材として剛性に優れ、ハイエンドのスピーカーシステムにも使わます。音声には歪みが少なく高解析という特性があり、瞬発反応性と音響位相を精確に再現します。さらに防水機能をプラス、PETの強靭性とチタンの硬度性を生かし、細部までの再現性、音の奥行き、耐用性のすべてを実現しました。
▼様々な材質をテスト、繰り返し振動板のサンプルを制作
さらに、完全ワイヤレスイヤホンは、狭いスペースにBluetooth回路、バッテリー、アンプ回路が詰め込まれています。ところがドライバーのハウジングの空間には限りがあるため、従来製品の多くはマイラー振動板ドライバーを採用しています。ただ、小さなハウジングのスペースで高音域と低音域が伸びず、どうしても音場が狭くこもった感じになりがちでした。
こういったデメリットを解消するため、イヤホン本体は狭い空間でも広音域の音場感を実現する必要があります。
VERSAは6mm防水型ドライバーに、前作の有線イヤホンAEROと同じチタンコートと純銅製ブラスリングを採用しました。チタンコート振動板は狭い空間でもクリアな中高音域と正確な周波数位相を再現、広々した音場と立体感が体験できます。また、純銅製のブラスリングはどっしりした低音域を出力し、豊かな低音を表現します。
このような設計で、しっかり感度を上げ、同効率下でもよりパーフェクトに駆動、バランスのいい音場感をお届けします。
- 2 バランス回路設計 –
一般の完全ワイヤレスイヤホンの回路出力はやや小さめで、従来使われてきたシングルエンド出力では駆動力が低下、ノイズが増える恐れがあります。「VERSA」の出力は全バランス回路設計を採用し、正、負の位相反転入力平衡線路によって、平衡線路上でノイズを打消し、音量を位相反転で増幅させます。線路上のノイズを抑えてドライバの駆動力を存分に発揮、クリアなリスニング体験をお届けします。
- 3 XROUND 3Dチューニング技術 –
従来製品の多くは、周波数特性と音圧レベルの二次元計測図だけでイヤホンの聴感とチューニングを調整しています。計測された結果を画像で見ると、その違いはほどんと見えませんでした。
▼周波数特性図ではイヤーピースの聴覚違いは見えません
そこで、VERSAはこれに「音のリバーブ」を加えた三次元CSD図で聴覚をなるべく忠実に再現し、より繊細で弾けるような低音とすみずみまでクリアな中高音域を実現しています。
このような計測方法でオリジナル遮音イヤーピースとSpinFitコンフォートイヤーピースを比較すると、二次元の周波数特性図だけではほとんど差が分かりませんが、時間差データを加えたCSD図を見れば、その違いが一目瞭然になりました。
▼SpinFitコンフォートイヤーピースCSD図
▼VERSA遮音イヤーピースCSD図
こういった課題の克服に向け、ドライバーと回路の設計段階では、より素晴らしい音の体験の実現に取り組みました。
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